昔はよくありました。
衛星やネットから映画が垂れ流される前の時代。
レンタルビデオも1本1泊1500円~旧作3本1000円くらいの時代。

貪欲に、本当に貪欲に深夜にひっそり流れるB級映画をチェックしていると、
「何だ、コレ見たことあるじゃん!」とデジャブ感を感じながらも
決まって1時間くらい経ってから気づくとか。
悔しいから最後まで見ちゃうけど。ツマンないの知ってるけど。

齢を取ると映画を見てる時間も無くなるためか、
観たい作品が無料や安価でドンドン垂れ流されてきて
取捨選択できる様になったためなのか。
こういう過去作との出会いが少なくなっちゃいました。

もっぱら、仕事中は脇目で油断しながら見れる
深夜アニメのネット配信を消化してるのですが、何となく一段落ついたので
適当に(本当に本当に適当に)まるでTVのザッピング状態で
再生してしまった作品がコレ。
普段、開くことのないGYAO!のドキュメンタリーチャンネルから選んだ
「驚異の大日本帝国
KNOW YOUR ENEMY JAPAN」
名称未設定 1
いや、ぜんぜん偏った政治思想もなければ、
ミリヲタでもなく、歴史(社会)はいつも赤点でした。
本当に何となく。

でも、いざ見出すと面白いな。何だこれ。
と、仕事をそっちのけで見入っていると、沸々と、とてつもない既視感。
しかし、さすがプロパガンダ映画、上手く作ってあるなぁと
感心して見てると思いだす。

「あー!ドキュメンタリー手法の講義で大学で見させられたやつだ!」
こんな再会ってあるんだなぁ。しみじみ。
当時、教授は秘蔵の個人コレクションとか言ってたけど、秘蔵も安くなったな。
ちなみに、かのフランク・キャプラ監督作で、
当時の講義では「汝の敵、日本を知れ」ってタイトルでした。
こういう再会もあるので、やっぱり映画はオールジャンルを貪欲に
探って行かなきゃいけないなぁと、またしみじみ。