4月ですよ、4月。
領収書の電子化義務化も良い運用方法が思いつかず
すでに手つかずの領収書が丸四半期分溜まってる絶望の春です。

チラシ屋くじらんは、2000年4月に創業したので
創業24年、今月から第25期の区切りのスタートです。
急に思い出した。

ま、今となっては1～2か月くらい何もせず
お店をイチから作り直したいではある。
でも他の仕事も領収書も注文も溜まっているので無理。
マイチェン、改善を重ねるしかないですね。

一部のお客さんには個別にお話ししていますが、
今後は現状でできる苦し紛れの手段ながら何気に良く売れる
未分類チラシ（https://k-cart.com/?ca=29）に力を入れて
採番10,000番くらいまで増やす予定です。
25周年の目標ですね！
（急に思いついた）

表題の通りです。

え？改悪？
ええ改悪です。

切手代用の終了につき、今後は
　・PayPal（クレジットカード）
　・銀行振込
　・ヤフーショッピング決済（唐突に終了の可能性も有）
いずれかでお支払いをお願いすることになります。


今回の切手代用の終了は以前からタイミングを覗っている状況でした。
終了の理由は、
　① 利用者が減った
　② 利益が減る
　③ 税務上よろしくない
です。

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① 利用者が減った

むかしむかし。
チラシ屋くじらん創業しばらくは、お支払い方法に
「現金書留」「郵便小為替送付」「切手代用」「銀行振込」
を用意していました。

利用者がイチバン多かったのは「切手代用」です。
いまの人たちは「切手代用って何？」って感じかと思いますが
むかしむかしの通信販売では、現金書留、郵便小為替に次ぐくらい
主流な方法だったのです。多分。
個人的にも小中学生くらいの頃は、切手代用でお買物させてもらったこともあります。
で、重宝していた記憶もあって採用しました。

なお、昔は銀行振込に結構な手数料を取られていましたし不便。
現金書留は封筒代もかかれば送料も高い、
小為替も送料に加えて手数料も取られる。あと手間。
そんな訳で、負担額も少なく手軽な切手代用が重宝されていたのかと思います。

時代は流れ。
現在は、猫も杓子もネットバンキング。
海外からのお客さんも、アフターコロナの日本人も皆キャッシュレス。
そんな訳で、現在、大半のお客さんはPayPalもしくは銀行振込をご利用になります。
たまに切手代用のお客さんが来ると、「わぁ、切手だぁ」くらいの印象。

先んじて「切手代用」に利便性もコスト面も劣れば利用者も少ない
「現金書留」「郵便小為替」のお支払い方法を中止しましたが
次は「クレカ払い」「ネットバンキング」に利便性もコスト面も劣れば利用者も少ない
切手代用が淘汰される番になった感じです。

蛇足。
チラシ屋くじらんの振込口座、ゆうちょ銀行は分かるが
何でPayPay銀行と楽天銀行なんだよwwって思われる方もいるのかも。（？）
ジャパンネット銀行（現・PayPay銀行）とイーバンク銀行（現・楽天銀行）は
純粋なネット銀行で圧倒的な利便性と口座数があったのです。その名残りです。



② 利益が減る
　　　　　　
確かにPayPalの手数料はバカにならない。
でも切手って、チケットショップなどリサイクル市場では
普通に額面の10～20％OFFくらいで買えちゃうんですよね。
売上が10～20％減るのと同じ訳で、もともとギリギリ経営の零細店には
切手払いは負担が大きいサービスなのです。

ちなみに。
ほかの通販業者は、切手代用の場合は額面**％増しで支払い！とか
条件を付けているケースが多いかと思いますが・・・
ケチ臭いわけでなく当然の請求なのかと思います。



③ 税務上よろしくない
　　　　　　
これは法人化した時に分かってたのですが。。。
しばらくは、ちゃんと辻褄が合っていたのですが
現在の当社の状況でこれまでの切手代用を続けると税務署に怒られる可能性が出てきました。
怒られる前に撤退です。


という訳で、この度、切手代用のお支払方法を中止することになりました。
一部のお客様にはご不便をおかけしますが、どうぞ、ご了承ください。

超・面倒くさい確定申告のシーズンです。

去年は計画的に赤字にしたので法人税は節約できるが
消費税がエグイ！
消費税って、薄利多売の商売を完全に否定している
庶民の味方を殺しに来ている税制ですよね。
さて、資金繰りどうしたものか。


そういう意味では「チラシ屋くじらん」の事業は、完全に足を引っ張ってる筈なんですが
売上高もショボいので「まぁ、いいか」で、ついつい放置気味です。
それ以前に、どうしようもできない赤字事業だし。

これまた「どうせ赤字赤字、また赤字」で深く考えず（考えないようにして）
長年放置してきた訳ですが。。。ホントはどれだけ赤字なのか？？
って訳で今さらながら考察です。ホント今さらだな。

■ 創業
そもそも、遊び半分、儲けるつもりのない価格付けで開いたお店。
サラリーマン時代は、足りないお金はサラリーマン給与から補填し
どうしようも無いときは貯金を取り崩して維持。
完全に趣味のレベルでした。

■ 個人事業主時代
儲けは無いものの何となく売上も増えて来たので開業届を提出。
薄っすら赤字～薄っすら黒字で低空飛行ですが、サラリーマン給与があったので
最低限食べてはいけた。
帳簿では確認できませんが、給料は出ていませんので
実質は、労賃分の赤字って感じでしょうか？

■ 法人組み込み
法人の設立に合わせ個人事業の「チラシ屋くじらん」の事業を継承しました。
仮に他で利益が出ても「チラシ屋くじらん」の大赤字で利益を相殺、
節税になるって寸法です。
というか、脱サラしたため、今後サラリーマン給与で赤字を埋めることができなくなった。
実質、存続不可能になったので法人で事業買収です。

会社になって数字にシビアになって来た分、
より顕在化してきたチラシ屋事業の最大の負荷は
「家賃」と「労働力」です。
通信費やら水道光熱費やら他の固定費は、チラシ屋事業がなくても発生しますし、
荷造り運賃やら文具・梱包資材の類は、別途375円の送料をいただいているので
影響は少ないと判断して、ここでは無視。
どんどん収益性を解明していきますぞ。


「家賃」
現在、会社で家賃が発生している物件は本社の一軒家と倉庫のマンション。
マンションは、完全にチラシ事業のせいで借りてる感じです。
本社の一軒家も半分くらいはチラシ屋の在庫で埋まってます。
チラシ屋くじらんが無ければ、2DK以下のアパートで事足りてた気がする。

現在の月々の家賃から2DKアパート家賃相当を引くと・・・
どうだろ？8万円くらい？
金沢はなんだかんだ家賃が安い！万歳！

サラリーマンの方とか大きな商売されてる方は、
「え？8万？はした金じゃん！」とか思われるかもしれませんが・・・
8万円のキャッシュを手に入れるためには、チラシ3,200枚売らないといけませんからね！


「労働力」
現在、チラシ屋くじらんは、完全に1名（私）のみの人員で運営しています。
当の私は、現在会社から役員給与を受け取っていない（月給ゼロ円）ので、
帳簿上は労賃が発生していません。
でも、注文が来れば来るだけ他の事業に回せる労働時間が取られ
その分、会社としての利益も落ち、場合によっては会社で日雇いバイトを雇うので
実質労賃が発生しているのと変わらない状態です。
なので、私の労働力は石川県の最低時給933円ってことにしておこう。

なお、チラシの販売にかかる労働力ですが
長年やっていて、だいたい1枚売るのに平均1分って目算しています。
仕入れやら帳簿付けやら、細々考えていくと1分以上かかってる気もするが、、
まぁ考えないでおこう。。。


以上から、会社の経理上、最低限のダメージに抑えるためには
家賃分8万円の月3,200枚の販売が必要になります。
で、仮に3,200枚売った場合、53.33時間の労働が発生しますので
潜在的な労賃分の赤字は49,760円です。
1日1600～1700円分のタダ働きって考えれば、確かにできなくは無さそう。
そんな訳で、ずるずる続けているんですね。うん。

では、本当の損益分岐点となる売上は幾らなのか？
時給933円。
25円のチラシを1枚売るのに1分必要なので、1時間で実現できる売上は1500円。
差し引き1時間当たり567円の潜在的キャッシュが残っていきます！
家賃分の労働49,760円÷567円+53.33時間＝141時間！

どうやら、チラシ屋の事業に月141時間割けば
何となく光明が見えてきそうです。
141時間×60枚＝チラシ8,460枚。
1日当たり280枚くらい＝7000円くらいの売上！

なんとなく現実的な売上じゃないか！
1日15時間くらい働いているので、その内5時間をチラシ屋に割けば
ギリッギリ許せるくらいの事業に育つのか？

まぁ、仕入れコストも発生するので売上＝粗利ではありませんし、
そもそも毎日欠かさず7000円分の注文が来るのか疑問ですし
給料を払えば厚生年金やら何やらさらにコストも嵩んでいきますし
まだまだ事業として成立するには程遠いですけどね。


そもそもが利益の出ない価格付けな上に
20年以上も値上げを行わず、
2度の消費税増税でも価格転換を行わず、
3度の引越しや倉庫の借り増しでも価格転換を行わず、
キャッシュレス決済の普及で決済コスト分の利益が削がれても価格転換を行わず、
送料や梱包資材費がじみじみ上昇する中でも価格転換を行わず、、、
抜本的な改善方法は分かってるんですけどね。
まぁ、ここまで続けたら、もうしばらく25円均一でいいかなと。

で、話は戻りますが
おのれ消費税、薄利多売商売の敵め！